こんにちは
鍼灸マッサージsalonここち恵比寿店
鍼灸マッサージ師 南谷です
東洋医学の治療原則
4字熟語シリーズ第二弾!です(笑)
ちなみに前回は
「三因制宜(さんいんせいぎ)」
という言葉についてお話ししましたね
今日お話しするのは
「扶正去邪(ふせいきょじゃ)」
についてです
中国語由来の言葉おもしろいところは
漢字から何となく意味を言葉の意味を想像できるところにあります
これは
正しい力を扶(たす)けて
邪(よこしま=正しくない)なものを去らせる
ということ
正しい力とは、人の身体が持っているもともとの力
邪は体に悪さをする何か、ですね
身体の中の気血水が正しく働けるように
五臓六腑が力を発揮できるようにするのが扶正
身体にたまった悪いものを取り除いたり
外からやってくる邪気を追い返したりするのが去邪
みたいなイメージでしょうか
鍼の施術では
弱った経絡や臓腑に元気を巡らせる→扶正
滞りを流したり外に出す後押しをする→去邪
こんなことが考えられますね
では日常生活、セルフケアではどうでしょう
ここでは、去邪を「外からやってきたやつを追い返す」というだけじゃなく
「体力を弱らせることをしない」と置き換えてみると考えやすいです
そして、身体の健康の見直しは家計の見直しによく似ています
扶正は健康の積み立て。貯金のようなもの。
去邪は体力を浪費しない。無駄遣いをしないこと。
家計(元気)が苦しいときに
収入(体にいいこと)を増やすのと
支出(体に悪いこと)を減らすのはどっちが簡単だと思いますか?
すでにめいっぱい働いている人が、さらに利益を生むよりも
日々ちょっとずつやっちゃってる無駄を省く方が簡単な気がしてきませんか?
体力の無駄遣い、浪費を抑えると
日々に使える元気の量が増えます
元気があれば何でもできますからね!(笑)
あなたの元気を浪費してること、どんなものがあるか考えてみましょう
「これをやるの、苦手なんだよなぁ」
「これすると疲れるなぁ」
と思うことをリストアップして自分が疲れる原因を見つけたら、
それをどう取り除くか
去邪の作戦を立てます
何気なくやってた習慣を変えるだけでも、ちょっと元気になります
ちなみに田舎育ちの私は満員電車が苦手で、すごーく疲れを感じるので
混雑路線を避けて乗り換えをしたり、車で出かけることが増えたら
体力の消耗が抑えられました!去邪成功!!
(季節外れの鬼退治…笑)
ここちで鍼やマッサージを受けながら
お身体のこと、お仕事のこと
人間関係やおうちのことなど
お話していくうちに、自分が何に疲れを感じているのか
見えてくるかもしれません
お話ししながら自分のこころとカラダに向き合ってみませんか?
平日の今日は、ご予約お取りしやすくなっています
ネット予約は→こちら
鍼灸マッサージsalon ここち恵比寿店
-
カテゴリー:南谷