こんにちは
鍼灸マッサージsalonここち恵比寿店
鍼灸マッサージ師 南谷です
皆さんは漢方薬を飲んだことはありますか?
私はつい最近、漢方薬デビューしました
1ヶ月位前からふとした時に足の甲に痛みがあり
鍼灸治療を受けると1~2週間は調子が良くなり
油断した頃にまた痛くなる、を繰り返していたため
数十年ぶりに整形外科を受診しました
(病院苦手なんです・・・)
担当してくれた先生がたまたま漢方薬を処方する先生で
「西洋医学的には腱鞘炎」
「東洋医学的には瘀血(おけつ→血の滞り)」
との診断で
『桂枝茯苓丸』と『薏苡仁湯』という漢方薬を出してくれました
漢方薬の考え方は東洋医学の中でも
中国医学の中に含まれるので
私が通っていた鍼灸学校では漢方薬の授業もあります
東洋医学の知識があれば、処方してもらった漢方薬の
効果、効能などを調べると色々納得するところがありますが
薬局で渡されたお薬の説明書にはちょっと驚いてしまいました
『桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)』
・更年期障害の頭痛、めまい、のぼせ、肩こり、足の冷え
・子宮とその付属器の炎症
・生理周期の異常と生理痛、頭痛、めまい、のぼせ、肩こり、足の冷え
・打撲症、痔疾患、睾丸炎、腹膜炎
などに効くお薬、ということですが
私の「腱鞘炎」についての記載がまったくないんですね
(しかも身に覚えのない症状ばかり・・・)
これは
西洋医学では
「今おこっている状態(症状)に対して治療をする」傾向があり
東洋医学では
「今の症状を引き起こしている原因に対して治療をする」傾向がある
ということをよく表しているように思います
お薬の説明書は「例えばこんな症状に効きますよ」ですが
東洋的に深読みすると「こんな症状を引き起こしやすい「瘀血」を流す効果がありますよ」
という意味になります
漢方薬を処方されて
「これってどういう意味なんだろう?」と疑問に思ったら
ぜひ私にお尋ね下さい
種類がたくさんあるので、即答できるものは限られていますが
お薬の名前を教えてもらえれば
しっかり調べて、東洋医学的に解説します
気温がぐっと下がって、手足の冷える季節になりました
冷えることでも血が滞って瘀血が生まれたりするので
お身体冷やさないように、鍼灸マッサージで内側から温まりましょう
鍼灸マッサージsalonここち恵比寿店