こんにちは
鍼灸マッサージsalonここち恵比寿店
鍼灸マッサージ師 南谷です
立春を過ぎ、早めの春一番も吹いて
季節は春に向かっていますね
そんな今日は
春の七草としても知られている「かぶ」と
東洋医学(中医学)の治療原則のひとつ
「三因制宜(さんいんせいぎ)」についてのお話です
鍼や漢方薬を使って治療をする時に
「こんなルールで治療を組み立てているよ」
という治療の原則がいくつかあります
そのうちのひとつが「三因制宜」で
3つの法則からなります
①因時制宜(いんじせいぎ)
「時」つまり季節の変化に合わせて治療する
例えば、
冬には体をあたためる治療
夏には体の熱を逃がすような治療が必要です
②因地制宜(いんちせいぎ)
「地」は地域や生活環境に合わせて治療する
例えば、
海沿いに住んでるか、オフィス街に住んでいるかで
日頃受けているストレスや湿度なんかも違いますね
③因人制宜(いんじんせいぎ)
「人」は年齢、性別、性格、職業などによって
必要な刺激の量や種類を調整して治療する
例えば、
ガッチリ鍛え上げたスポーツマンの方と
オフィスで働く方ではお身体もお悩みも全然違います
ここちで鍼をしていると
「そこのツボは初めてハリをされた気がする!」
「どうして毎回使うツボが違うんですか?」
というお声があがることがあります
その時、生活環境、その方の状態によって
必要なツボ、必要な刺激は毎回変わります
セルフケアでも同じようなことが言えますよね
誰にでも効く「ばんのうやく」みたいなサプリメントは無いですし
1年中毎日食べたほうが良い食べものなんてのもありません
季節に応じて、その土地柄に合ったもの
ご自分の体に会うものをぜひ取り入れてみてくださいね
私は最近「塩麹」にハマっていて
いまが旬のかぶを
塩麹と白だしで浅漬けにして
美味しくお酒を飲んでます!
ビールはちょっと体が冷えるので
むぎ焼酎のお湯割りがマイブームです(笑)
年末から栄養学の本を読みあさっていて
鍼灸と食について考えるのが楽しい毎日です
食事のこと、健康のこと
たくさん質問してくださいね
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